サボりすぎだ

 毎月最初の土日に書くつもりだったブログ、気づけば最後の土日になってしまいました!ガハハ
 馬鹿か?サボりすぎだクソ野郎。
 時間もないのでさっさと本題へLet's goだよ。手元に件の本がないのでテキトーな文章になっちゃうけど許してね。

魔法少女育成計画 遠藤浅蜊

 “魔法少女育成計画”。プレイヤー数万分の一が現実で魔法少女になると噂の人気ソーシャルゲーム。N市に16人の魔法少女が誕生した時、戦の火蓋が切って落とされた。魔法少女は土地の魔力を吸い上げる。16人だと多すぎるから半分に減らす。魔法少女としての活躍が毎週ランキングにされ、再開が脱落するというルール。少女たちは戸惑いながらも、魔法少女であり続けるためにミッションをこなしていく。やがて、脱落者は死亡する、そのルールが明らかになった時、ランキング争いはデスゲームに姿を変えた。
 かわいい魔法少女が主役の鬱系のお話。ここだけ切り取るとまどマギに似ていますが、あちらは抗えない宇宙の理に予想外の方法で抗うお話だったのに対し、まほいくの理不尽さは人為的に作り上げられたもの。明確な敵、悪意を持った黒幕が存在します。しかし、そのことを知るものはいない。そのため、悪意を持った魔法少女を中心に魔法少女同士の殺し合いが勃発します。自分を犠牲に仲間を助ける者、他人を殺して生き残ろうとする者。生き残るために手を組んだ者達、蹴落とすために手を組んだ者達、裏切るために手を組んだ者達。さまざまな思いが交錯するデスゲーム。果たして何人の少女が生存できるのでしょうか。
 死んで欲しくない人が死んだり、死んで欲しい奴が死んだり、誰が脱落するか予想のつかない手に汗握る争い。人間の醜さとその中で藻掻く少女達を楽しむことができます。ダークなお話が好きな人におすすめの名作です。