今月の

 まずは近況報告から。突き指しました、シャベココです。利き手の親指が死んだのでお絵描きができなくなりました。折角模試が終わったら完成させようと思ってた絵があるのに。三週間連続で模試の週休一日ブラック生活が終わってようやくフリータイムができたのに。一応、模写はふっつーにやってるのですが、Apple Pencilの筆圧検知が効かんのでデジタルが描けないんです。はあ。前置きはここまでにして、本紹介です。

The Grimoire of Marisa (グリモワールオブマリサ)ZUN

 うちのブログでこういった本を紹介するのは珍しいですね。霧雨魔理沙が書いた(という体で神主が書いた)弾幕の記録、もとい東方Project 公式スペルカード撰集です。なんというかこう、作中のキャラクターが書いた書物が現実に販売されてるのって、いいですよね。
 曰く、どうでもいい日常を書き留める事で何か見えてくるのだろう。そう考えた私は、今まで見てきたどうでもいい出来事──スペルカードを本に纏める事にした。だそうで。
 2009年、地霊殿までの各キャラのスペカについて、魔理沙なりの解釈で書き綴られています。『当たると痛い』だの『参考にすべきじゃないな』など魔理沙視点での文章が臨場感あって面白いです。また、例えば夢想天生のページには、『最初はスペルカードでもなんでもなかったのだが、私がスペルカードの名前をつけて遊びにしてあげた。』などの、或いはこの本を読まないと身に付かないような設定、裏設定がいっぱいです。え?YouTubeの横スクロールまとめ動画でだいたい知ってる?あ、はい……。でも、魔理沙の口ぶりが妙に心地よくて単純に読み物としても面白いんですよ。というか多分そっちがメイン。え?ゆっくり実況で魔理沙の口ぶりの解説がボイス付き(合成音声)で聞ける?あ、そうですね……。まずいな。動画コンテンツが強すぎて、敢えてこの本を薦めるのが難しすぎる。ハードカバーだから護身に役立ちます!とでも言えばいいか?ただまあ、結構な文量と各キャラ一枚ずつのイラストに書き下ろし楽曲と表紙絵壁紙までついてくるって考えたら総合的にかなりつよつよな本なので、秋の夜長に一冊どうでしょう。

https://www.amazon.co.jp/Grimoire-Marisa-%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%B5-DNA%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/dp/4758011524
Amazon、定価の3倍アイスクリームなので取り寄せできる書店行った方がいいです)